Workers K&T H MFG Co "Trousers, Working,"M-41", Denim, Blue"
「M-41」は通称。本来「Trousers Working」とそっけない名称。
ARMY のスペックがあり、戦闘服というよりは雑役に使われたであろうワークウェア。
ここにとても詳しく掲載されています
CCC Uniforms
PANTS: TROUSERS, WORKING, DENIM, BLUE, QM SPECIFICATION 6-124A CIRCA 1919
スペック番号は6-124 でamendment(改定)A までは背面にバックル有、 おそらくB 以降はバックル無し。今回はバックル無しバージョン。
前は一見チノパン、でも後ろはワークパンツ的貼り付けポケット。さらに腰帯は別帯。似てはいるけどチノパンとは違う仕様。ボタンはARMY と入ったメタルボタン。
シルエットは極太。ダーツが無いので腰回りはタイト目ですが、また上を深くすることで窮屈さを無くしています。
素材、オリジナルに近い10オンスデニム。生地屋さんが「いわゆる大戦頃のミリタリーカバーオールやパンツに使われるデニム」を目指して開発したもの。緯糸(ヨコ糸)が生成りではなく少しカーキベージュに染めています。そのため、織り上がると本来白く見える緯糸部分が濃くなり、結果、全体のインディゴ色も濃く見えます。
昔は緯糸に「白度が高い生成り糸が使えなかっただけ」なのかもしれません。それをあえて、糸を染めてまで参考にしたオリジナルの緯糸の色合いに合わせた生地です。
製品はOW済です。

Slimよりだいぶ深いまた上。広いワタリ。ポケットは斜め切り替えでチノパンのようだけど、腰帯がある。

フロントはボタンフライ。ボタンがつく側は「続きモチダシ」と呼ばれたりする、身頃がそのまま続き裁ちになった仕様。

腰帯は上下環縫い、かつ帯先まで環縫い。う~ん、うまい。

トップ、US ARMY刻印のメタルボタン。

ボタンフライ部分は一回り小さいUSA刻印。
素材 10オンス・コットン100%・インディゴデニム
附属 金属ボタン
縫製 綿糸
MADE IN JAPAN
30 ウエスト77.0㎝ 股上(前31.0cm, 後42.0cm) レングス81.0cm ワタリ幅32.0cm スソ幅24.0cm
32 ウエスト83.0㎝ 股上(前32.0cm, 後43.0cm) レングス81.0cm ワタリ幅32.5cm スソ幅18.0cm
34 ウエスト88.0㎝ 股上(前33.0cm, 後44.0cm) レングス81.0cm ワタリ幅33.0cm スソ幅25.5cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。